2021年 第68回応用物理学会 春季学術講演会(オンライン)にて発表(2021/3/16,17)
博士課程3名の発表と、2020年秋季応用物理学会で講演奨励賞を受賞した花村さんの授賞式がありました。また、記念品(賞状と盾)が届きました。
(写真はこちら)
[16p-Z24-13] Magnetic Field Induced Shift of Coulomb Blockade Oscillation in Carbon Nanotube Quantum Dots Filled with Single-Molecule Magnets
Grace Gita Redhyka
東北大学との共同研究で、分子磁石を内包したカーボンナノチューブの電気特性が外部磁場を印加することで変化することを報告しました。
[17p-Z18-1] [講演奨励賞受賞記念講演] エレクトロマイグレーションによるナノ接合の形成と熱伝導度の温度依存性
花村 友喜
宙空の微細構造を作製して微細金属細線の熱伝導率の温度依存性の測定に成功し、ナノスケールの金属細線の熱伝導率におけるフォノンの寄与を定量的に測定することに成功しました。
[17p-Z17-3] エレクトロマイグレーションによるナノ接合の形成過程におけるゼーベック係数の計測
花村 友喜
宙空の微細構造を作製し微細金属細線のゼーベック係数の測定を行いましした。金属線が細くなるにつれて、通常の巨視的な金属のふるまいから、一次元的な電子状態の特徴を示すまでを連続的に捉えることに成功しました。
[17p-Z23-9] Magnetoresistance in Au/1,6-hexanedithiol/Au junctions at room temperature
Rachmat Andika
磁気応答を示すと思われる要素を含まないAu/1,4-hexanedithol/Au単分子接合の電気抵抗が磁場の印加により上昇することを報告しました。