研究進捗状況中間報告(2012年3月時点)
阪大基礎工 多田研究室
JT-STMによるスピン偏極走査トンネル顕微鏡観察
阪大基礎工 関山研究室
超高分解能光電子観察
SPring-8 BL25SU, BL23SUを用いたバルク敏感3次元角度分解光電子分光
SPring-8BL19LXUにおける硬X線光電子分光
希ガス放電管による実験室での極低エネルギー超高分解能光電子分光
実験室における6eV付近のレーザー励起超高分解能角度分解光電子分光実験装置立ち上げなど
阪大基礎工 芦田研究室
フェムト秒レーザーシステムによる超広域時間領域分光法の確立
半導体量子ドット集合における超蛍光の観察(情報通信機構未来ICT研究所との連携融合)
テラヘルツ波量子カスケード光の観測(情報通信機構未来ICT研究所との連携融合)
詳細は下記をご覧ください。
阪大基礎工 木村研究室
SPring-8との連携
1) 六方晶フェライトを代表としたマルチフェロイックな物質に見られる螺旋磁性のカイラリティ観測 (BL17SU)
2) 磁気誘電効果を示すSmMnO3 の元素選択磁化測定,並びに低温磁場中構造観測
(BL25SU,BL22XU,BL39XU)
3) イオン液体/固体界面における電気二重層の直接観測(BL13XU)
4) 低次元金属錯体中における価数配列の観測(BL01B1)
5) フラストレート磁性体のフォノン分散関係(BL35XU) BL25SU, BL23SUを用いたバルク敏感3次元角度分解光電子分光
詳細は下記をご覧ください。kimuralab.pdf へのリンク
阪大極限センター 清水研究室
SPring-8との連携
1) 希土類金属水素化物の結晶構造の一般則の確立
2) 単体元素Caの超高圧による超伝導発現と結晶構造解明
3) 酸化鉄の高圧高温下での絶縁体ー金属転移の研究
詳細は下記をご覧ください。shimizulab.pdf へのリンク
阪大基礎工 酒井研究室
X線マイクロ回折による表面構造解析の技術開発
高輝度光科学研究センター(SPring-8)と連携し、BL-13XUにて、X線マイクロ回折による表面構造解析の技術開発を行なってきた。現在では、ビーム径0.5×1.0 μm2以下のサブミクロンサイズのX線ビームが使用可能であり、ビーム走査しながら各位置でのX線回折データを取得することで、歪や格子面傾斜といった構造特性のマッピングが可能になっている。詳細は下記をご覧ください。
阪大基礎工 菅特任教授
1.超高速磁化制御と観察
大阪大学基礎工学研究科と高輝度光科学研究センター(大河内研究員等)の連携研究として左右円偏光fsパルスレーザー入射によるGdFeCo磁性薄膜の光磁気記録に成功。時間分解光電子顕微鏡(Photoelecvtron
Emission Microscope:PEEM)観察により磁気応答の時間依存性測定に成功。 高い空間分解能とps領域のPEEMでの時間分解観察は世界初。この技術に注目したドイツPeter-Gruenberg研究所との国際連携も始まった。
2.超高分解能光電子観察
大阪大学基礎工と理化学研究所(石川主任研究員等)との連携研究として高分解能硬X線光電子観察が進展中。光電子反跳効果など多数の論文を国際専門誌に発表。エネルギー分解能でも偏光依存性測定でも世界をリードしている。
また菅特任教授を中心に超高分解能極低エネルギー光電子観察装置の建設と利用研究が進展中。トポロジカルインシュレーターの3次元Fermi面の観察等に成功。この分野でもドイツPeter-Gruenberg研究所との国際連携が進んでいる。
3.低温スピン偏極STM
Pt(111)上のFe, Co単原子や2-3原子クラスターのスピン偏極STMについてドイツKarlsruhe大学との国際連携を進めてきた
Au(001)上のCoナノ構造の磁気構造を解明。中心部は面内磁化、周辺部は面直磁化であることを解明
詳細は各項目リンクをご覧ください。。
2.大阪大学SPring-8利用促進シンポジウム
第1回
日時 2010年11月8日(月曜日) 10時開催
日時 2009年12月25日 13:00 ~ 17:20
場所 大阪大学大学院基礎工学研究科4階D404-408号室
主催 基礎工学研究科未来ラボシステム
プログラム(敬称略)
13:00 オープニング 司会:和田成生(基礎工学研究科未来ラボシステム長)
挨拶:戸部義人(基礎工学研究科長)
これまでの経緯:伊藤 正(基礎工学研究科・ナノサイエンスデザイン教育研究センター長)
前半 司会:久保田徹(NICT神戸研究所 未来ICT研究センター 推進室長)
13:15 伊都将司(基礎工学研究科・極限量子科学研究センター・JSTさきがけ)
「光輻射力を駆使したナノ物質のマニピュレーション・加工と反応制御」
13:55 小嶋寛明(NICT神戸研究所 未来ICT研究センター バイオICTグループ)
「光ピンセット法による生体分子顕微計測」
14:35 休憩
後半 司会:宮坂 博(基礎工学研究科・極限量子科学研究センター)
14:50 芦田昌明(基礎工学研究科)
「超流動ヘリウム中の微粒子作製と光制御」
15:30 田中秀吉(NICT神戸研究所 未来ICT研究センター ナノICTグループ)
「分子自己組織化に基づくナノ構造作成と評価(走査型プローブ顕微鏡による
精密計測)」
16:10 閉会コメント
大岩和弘(NICT神戸研究所 未来ICT研究センター 所長)
16:20 懇親会
17:20 終了
日時 2010年2月24日 13:00 ~ 17:40
場所 大阪大学大学院基礎工学研究科4階D404-408号室
主催 基礎工学研究科未来ラボシステム
プログラム(敬称略)
13:00 オープニング
和田成生(基礎工学研究科未来ラボシステム長)
13:10 「光技術によるテラヘルツ電磁波の発生と通信への応用」
永妻 忠夫(基礎工学研究科)
13:50 「光変調技術によるミリ波・マイクロ波発生」
川西哲也(NICT, 新世代ネットワーク研究センター先端ICTデバイスグループ
研究マネージャー)
14:30 「NICTにおけるテラヘルツ研究」
寶迫 巌(NICT, 新世代ネットワーク研究センター先端ICTデバイス
グループ グループリーダー)
14:50 休憩
15:10 「周波数コムに基づいたテラヘルツ周波数標準技術の構築」
安井 武史(基礎工学研究科)
15:50 「テラヘルツデバイス開発,及びその評価に向けた物性評価技術の開発」
齋藤伸吾(NICT, 新世代ネットワーク研究センター先端ICTデバイス
グループ・テラヘルツプロジェクト 主任研究員)
16:30 閉会コメント
大岩和弘(NICT神戸研究所 未来ICT研究センター 所長)
16:40 懇親会
17:40 終了
第3回 KARC-Σ 連携セミナー
「量子情報科学の新展開を探る」 / KARC見学会
日時: 2010年4月22日(木) : 13:00-19:00
(見学会 16:20-17:50, 懇親会 18:00-19:00)
場所: 情報通信研究機構 神戸研究所
第2研究棟3階TV会議室
主催:情報通信研究機構 神戸研究所 未来ICT研究センター
共催:大阪大学 基礎工学部 未来研究ラボシステム
13:00 オープニング
司会: 久保田 徹 (NICT 神戸研究所推進室長)
挨拶: 大岩 和弘 (NICT 神戸研究所長)
(1前半セッション) 座長 早坂 和弘(NICT 新世代ネットワーク研究センター 量子ICT
グループ)
13:15 三木 茂人 (NICT 未来ICT研究センター ナノICTグループ)
「量子情報報通信応用に向けた超伝導ナノワイヤ単一光子検出器の開発」
13:55 山本俊 (大阪大学 基礎工学研究科)
「光量子ビットによる量子情報処理」
14:35 休憩
(2後半セッション) 座長 占部 伸二 (大阪大学 基礎工学研究科)
14:50 香川晃徳(大阪大学 基礎工学研究科)
「動的核偏極による核スピン量子コンピュータの初期化」
15:30 早坂 和弘 (NICT 新世代ネットワーク研究センター 量子ICTグループ)
「蓄積イオンによる量子情報と光周波数標準への応用」
16:10 閉会コメント 和田 成生(大阪大学 基礎工学研究科)
16:20-17:50 KARC見学会
ナノICTグループ、バイオICTグループ
18:00-19:00 懇親会
日時 平成22年6月30日
場所 大阪大学基礎工学研究科G棟5Fセミナー室
日時 平成22年9月28日
場所 情報通信機構 神戸研究所(KARC)
http://www.spring8.or.jp/ja/users/proposals/call_for/summary_11b/announcements_view
(8)2011B期締切
http://www.spring8.or.jp/ja/users/proposals/call_for/summary_11b#1_8
2. 第10回SPring-8夏の学校
3. Cheiron School 2011
第5回アジアオセアニアフォーラム放射光科学 ‐ケイロンスクール‐
2011年09月26日から10月05日まで
4.【第1回 SACLA(XFEL)利用に関するワークショップ】の案内
大型放射光施設SPring-
つきましては、
今回のワークショップでは、供用運転の概要、
【日 時】
平成23年11月24日(木)13時00分~17時30分
【会 場】
XFEL実験研究棟 大会議室 他
(http://www.spring8.or.
【案内及び申込HP】
下記HPをご確認の上、お申込み下さい。
http://www.spring8.or.jp/
【申込締切り】
平成23年11月18日(金)17時
(但し、定員(100名)に達し次第事前に締切。)
【主 催】(財)高輝度光科学研究センター
【共 催】(独)理化学研究所(予定)
現在、(財)
5.2011年10月6日(木)より放射光利用研究全般をカバーする
13回にわたる大学院講義が物性領域、未来領域の学際選択科目
として行われました